高齢者の見守り
トイレや浴室での事故を防ぐ
トイレと浴室は、事故の発生率が最も高い場所です。しかもプライバシー尊重のために職員の目が届きにくく、発見が遅れる可能性が高い、特に注意を要するエリアと言えます。
緊急呼び出しセット
利用者が浴室やトイレで具合が悪くなったときに、職員に緊急事態を知らせるシステムです。
浴室やトイレに送信機を、事務所やナースステーションに受信機を設置します。利用者が送信機のひもを引く、または呼び出しボタンを押すと、受信機からチャイムやメロディーが連続で流れ、職員に緊急事態を知らせます。また携帯型の受信機を携帯すると、ナースステーションにいなくてもどこで異常が発生したかがわかるので、より早期な対応がとれます。
トイレ使用お知らせシステム
トイレに人が入ると、センサーが検知します。そのまま設定した時間以上連続して検知を続けた場合に、事務所やナースステーションにチャイム音と表示灯で知らせます。転倒した、意識を失った等、自力で非常用押しボタンを押せない状況であっても非常を知らせます。
入居者・利用者の徘徊を防ぐ
認知症の高齢者が利用する多くの福祉施設や病院で課題となっているのが、徘徊です。
職員が気付かないうちに外に出て交通事故に遭ったり、行方不明になるなど、深刻な事態を招く恐れがあります。
また、非常階段や屋上など、転落の恐れがある場所への出入りも防止しなければなりません。離床時の転倒も大けがに繋がります。
徘徊お知らせシステム
まず、徘徊することが多い人に送信機(ペンダント型や腕時計型、お守り型など)を携帯してもらいます。そして出入り口や階段などに受信送信機を、職員が常駐する事務室やナースステーションなどに受信機を設置します。
これにより、徘徊癖のある人が出入り口や階段に近づいたとき、受信機がチャイム音を鳴らし、送信機の番号を表示。「誰が」「どこに」近づいたかが分かり、すぐに対応することができます。