駐車場は、自動車を安全に駐車できる場所であるべきですが
実際には自動車盗難事故が多数発生しています。
驚くべきことに、自動車盗難事故の57.7%が自宅、
あるいは契約している駐車場内で盗難にあっているのです。
夜間になると真っ暗になってしまう駐車場も多く、
犯人にとっては絶好の場所となってしまいがちです。
できるだけ夜間でも明るく、外部から見通しがよい駐車場を
選んで駐車しておくようにしましょう。
自動車盗難だけでなく、駐車場内で気をつけておかないといけない被害に車上荒らしがあります。
カーナビが奪われるケースが多く、車上荒らし被害の33.2%でカーナビが盗まれています。
特に高級なカーナビ(20万円以上)が狙われることが多いので、対策が必要です。
駐車場に車を停車している場合はもちろん、ちょっとだけ車を離れるという場合でも
きちんと鍵を閉める習慣をつけるようにしましょう。
ファミリーレストランなどで食事を楽しんでいる間に
鍵をこじ開けて車上荒らしにあうケースも多発しています。
店内から死角にならないような場所へ車を停めるよう心がけることも大切です。
自動車盗難事件が多く発生しているのは、コンテナを積むために使用する
ヤードという施設が多く存在する地域です。
また、海外で人気がある車種への被害が集中していることなどから、
組織的な窃盗団が自動車を盗難し、解体して
海外へ不正に輸出をおこなっているということがわかってきました。
窓を割ってから自動車を盗難するといった原始的な方法ではなく、
ピッキングや不正合鍵の作製、ワイヤレスキーの不正開錠(赤外線や電波を使用)など
手口が年々巧妙化しているのが特徴です。