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寺社で年間7000件の窃盗 中外日報(平成26年5月2日)セキュリティハウス黎明

昨年12月に初めて防犯機器を設置した、岐阜県白川町の曹洞宗洞雲寺。のどかな自然が残る県南部にあり、住職を中心に寺檀が一体となって寺の活性化に取り組む。近隣で窃盗事件が相次いだことから、赤外線センサーや防犯カメラなどの導入を決めた。

設置からまだ間もないものの、実際に警報システムが作動し盗難被害を未然に防いだこともあるといい、仏像盗難を心配していた檀家からも「ようやく不安を払拭することができた」と安心の声が寄せられている。

警察庁が毎年発表する統計「犯罪情勢」の直近のデータによると、2012年の窃盗犯認知件数約104万件のうち、全国の神社仏閣が発生場所となった犯行は全体の0・7%弱に当たる7107件。単純計算だが、毎日20件近くの窃盗犯が神社や仏閣で発生していたことになる。

中でも「侵入窃盗」が2072件と最も多く、乗り物盗177件、自転車盗139件などを大きく上回った。窃盗以外のデータに目を向けると、刑法犯認知件数のうち凶悪犯に位置付けられる犯罪も、放火15件など26件が神社仏閣で発生している。これらの数字を多いと見るか少ないと見るかは別にして、寺社が犯罪と無縁でないことは明らかだ。

こうした情勢を背景として、近年は寺社の間でも防犯機器を導入するケースが増えている。防犯カメラやセンサーなど主要機器の高性能化も追い風となり、伽藍や社殿、宝物類だけでなく、参拝者の安全に対する責任意識もかつてない高まりを見せている。

セキュリティハウス・センター提供の本連載では、同社が展開する全国ネットワーク加盟各社の施工事例を基に、防犯に取り組む寺社の姿を紹介する。洞雲寺の防犯システムは、岐阜県多治見市のセキュリティハウス黎明(古賀政男社長)が手掛けた。

問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。

(写真説明)のどかな自然に囲まれた岐阜県白川町の洞雲寺。
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