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2011.03.26 中外日報 『お寺と神社の防犯NOW 寺の安全は自ら守る(11)』セキュリティハウスITG

中外日報(平成23年3月26日)「お寺と神社の防犯NOW(11)」(弊社提供連載)

防犯意識の向上にも効果

中外日報(平成23年3月26日)

仏像盗難や賽銭泥棒の多発がニュースでもたびたび報じられるようになり、多くの寺社が防犯対策に本腰を入れ始めている。その一方、「うちは大丈夫」とか「まさかこの辺りに泥棒なんて」と思い過ごしてしまう寺社も少なくないようだ。

愛知県一宮市にある法蓮寺も、「いつか対策を講じなければ……」と思うまま、なかなか防犯機器の導入に乗り出せなかったのだという。しかし、新聞やテレビで仏像や賽銭が盗まれる事件が相次いで報じられたことで、「お寺の安全はお寺自らが守らなければ」と思い至り、赤外線センサーなどの設置を決めた。

導入したのは、参拝者の出入口に置く赤外センサーと、本堂周辺への炎センサー。シンプルなシステムだが、人の出入りをしっかり把握できるようにしたことで、夜間や外出時の不安はずいぶん薄らいだ。赤外線センサーは人が通過するとチャイムが鳴るようになっており、ふだんは参拝者をはじめとした来客を知らせる役目も果たす。

「不安が解消されたのはもちろん大きいが、今まで以上に境内に気を配ることができるようになったのも大きい」と話す同寺住職。セキュリティー機器の導入は、日常的な防犯意識向上にも役立ったといえそうだ。

同寺の防犯システムを設計・施工したのは、名古屋市中区のセキュリティハウスITG(小川毅社長)。これまでの納入事例を参考に、要所の警戒を重視しながら法蓮寺の環境に適したシステム設計を心掛けたという。

同社は、(株)セキュリティハウス・センター(本部=京都市山科区)が全国展開する販売ネットワークの一社。「セキュリティハウス」ブランドの販売ネットには現在、133社が参加する。
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