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2010.10.26 中外日報 『お寺と神社の防犯NOW 目指すは防犯と美観両立(8)』セキュリティハウスセキュリティシステム

目指すは防犯と美観両立

中外日報(平成22年10月26日)「お寺と神社の防犯NOW (8)」(弊社提供連載)

こころ洗われる”鎮守”を守る

中外日報(平成22年10月26日)

九州のちょうど真ん中あたりに位置する熊本県阿蘇市。世界的規模のカルデラで知られる阿蘇山(阿蘇五岳)がそびえ、そのふもとに、阿蘇神社が鎮座している。

全国におよそ五百社の末社があり、古くから肥後国一宮として崇敬を集めた。三棟ある神殿のほか楼門などが国の重要文化財の指定を受け、威風堂々と立つ雄大な楼門は〝日本三大楼門〟の一つに数えられるという。

また、米作りや農耕と深いつながりを持つさまざまな神事も有名。中でも、毎年7月28日に斎行される神事「御田植神幸式」が知られ、〝阿蘇の御田植〟として国の重要無形民俗文化財に指定されている。

風光明媚なロケーションもあって、県内外からたくさんの参拝者が訪れる同社。広大な境内の安全確保に一役買っているのが各種セキュリティー機器で、安心して参拝してもらえるよう独自のシステムを採用する。

システム設計と施工に当たり、担当した「セキュリティハウスセキュリティシステム」(大川慶時社長、熊本市)の村上佳且さんは、神社の静謐(せいひつ)な雰囲気を損なわないよう最大限配慮。県内の有力企業・金剛㈱の協力を得て、防犯・防災機能の充実と美観維持との両立を目指したという。

仏像盗難など悪質な事件が相次ぐ昨今だが、やはり神社やお寺ではこころ洗われるようなひと時を過ごしたいもの。阿蘇神社では、防犯システムを活用しながら〝鎮守の杜〟としてのたたずまいをたたえ続けている。

セキュリティシステム社は、(株)セキュリティハウス・センター(本部=京都市山科区)が全国展開する販売ネットワークに加盟。「セキュリティハウス」ブランドの販売ネットには現在、134社が参加してる。
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