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2009.11.26 中外日報 『寺社の防犯再点検 防犯診断で”弱点”把握(9)』セキュリティハウス大分
防犯診断で”弱点”把握
中外日報(平成21年11月26日)「寺社の防犯再点検 (9)」(弊社提供連載)
境内の安全確保の必要痛感
近隣寺院が泥棒被害を受け、今年8月に防犯システムを導入した海潮寺防犯診断で”弱点”把握
京都や奈良、滋賀などで相次ぐ仏像盗難だが、同様の被害は関西圏にとどまらない。10月初め、福岡市の寺院から重文の坐像が持ち去られたように、仏像盗は、いつ、どこに現われるか分からないのが現実だ。
こうした中、今年8月に防犯システムを導入したばかりというのが、大分市の臨済宗妙心寺派海潮寺。近くのお寺に泥棒が入ったことから、設置を決めた。海潮寺は被害寺院と同様、保育園を運営していることもあり、境内の安全を確保する必要を痛感したという。
導入に先立ち、現状の防犯レベルを診断してもらったところ、参拝者以外の侵入者が頻繁に出入りしていたらしい形跡も判明。防犯システムを設置する上でのウイークポイントが、防犯診断を通して浮き彫りになった。
診断を踏まえて導入したのは、境内の周囲に赤外線センサーを張り巡らせる外周警備システム。昼と夜とで設定を切り替え、昼は参拝者や来客の確認用、夜は不審者警戒に活躍している。センサーと併設の防犯カメラは、暗闇でも鮮明な画像を記録できる「感度アップ機能」付きで、昼夜を問わず安定した撮影精度を誇る。
海潮寺の防犯システムは、大分市のセキュリティハウス大分が設計・施工。同社は、昭和41年に㈱勉強堂として設立の後、セキュリティハウス・センターの全国ネットワークに加盟した。総合防犯設備士の資格を持つ片山勇社長を中心に、大分の安全な町づくりに取り組んでいる。
セキュリティハウスの全国ネットには現在、133社が参加し、これまで延べ1,133件の寺社に防犯システムを納入している。