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続・寺社を守る④ 2006.6.1中外日報 仏像盗難防止ワイドセンサー
全国で仏像盗難被害が相次ぐなか、㈱セキュリティハウス・センターから仏像盗難防止システムが発売される。
ワイドセンサー「ESN」シリーズで、複数の赤外線を平行照射させるマルチビーム方式を採用。侵入者が仏像に手などを近づけると警報信号を出力する。
仏像など寺宝の大きさや設置場所に応じて、照射する赤外線の光軸数が異なる4種類(8本・12本・16本・20本)から選択可能。光軸間の間隔は各製品とも20㎜となっており、小さな物体でも検知できる。
動作にはコントローラなど制御機器が必要で、光軸数8本の「ESN-T8」と制御機器一式をセットにした場合の定価は、7万6230円から。オプション機器を追加することで、現場での音声威嚇なども可能になっている。
また、従来の人感ライトに警報信号の無線送信機能を加えた新商品「TX-118」も発売。定価は3万9900円。
侵入者を検知すると発光によって威嚇、同時に別売りの受信機「RX-360」(定価4万4100円)に警報信号を送信して迅速な対応を可能にする。
威嚇ベルなどを組み合わせて防犯効果を高めることもでき、「FSN」シリーズと併設することで寺宝の盗難防止に役立てることも可能だ。
商品はいずれも竹中エンジニアリング社製。