セキュリティハウスでは1986(昭和61)年 5月富士火災海上保険株式会社と業務提携し、セキュリティハウス保険開発。 業界で初めて保険付きセキュリティシステム販売開始しました。
この保険が誕生したのは1986年です。
当時は、警備会社が「賠償責任保険」をお客様に対して契約していましたが、セキュリティハウスのようにローカルセキュリティシステム(委託しないシステム)ではこうした補償制度はありませんでした。
こうした中で、「せっかくセキュリティハウスのセキュリティシステムを設置いただいたのに、それでも万が一泥棒の被害に遭ったり、泥棒は侵入しようとしてベルの音で逃げてもガラスが割られたりしていたらその交換費用がかかるけど保険で出すことができないかな」との当時の社長 岡崎の発想から始まりました。
当時取り引きをしていたクレジット会社の所長から富士火災海上保険株式会社を紹介いただき、そうした思いを伝えたところとんとん拍子で「セキュリティハウス保険」ができあがりました。
一般家庭用、住居併用店舗用、独立店舗用の3種類があり、独立店舗用では、設置した建物に火災・破裂爆発、盗難・盗難時の破損・落雷等でお客様の什器備品、商品、現金に対して補償されるというものです。
このセキュリティハウス保険の凄いところは、賠償責任保険ではないので、設置したお客様が不注意でセキュリティシステムのセットを忘れて泥棒に入られても補償されるということ。
ここは警備会社の賠償責任保険との大きな違いで、当時数社の新聞にも「業界初 保険付きセキュリティシステム」ということで取り上げられました。
このセキュリティハウス保険の誕生で、その後セコムが保険会社を買収してセコム保険を立ち上げ、警備先に任意で保険をかけるといった動きが出てきました。業界の流れを一つセキュリティハウスが作ったのではないか、と自負しています。