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メディア紹介
2012.08.03 Garage Builder No.4に東京営業所の総合防犯設備士が取材協力しました!
侵入盗を未然に防ぐガレージ防犯強化術
Garage Builder No.4(平成24年7月9日発売)
自身のガレージが被害にあわないようにするにはどうしたらいいか。 盗難被害に実際にあったガレージの実例を交えた検証に、東京営業所の総合防犯設備士が取材協力をしました。
赤外線センサーやi-NEXTなど条件に合わせた機器のご紹介、実際被害にあったガレージの防犯診断など、具体的な内容となっています。(※拡大してご覧いただけます)
※2012年7月9日発売のGarage Builder No.4(58~63ページ)に掲載
およそ4分に1件
弊社で使用している千葉のガレージが窃盗被害にあった。最近頻繁にがれ^治盗難被害の話を聞くのでまさかと思っていたが、そのいやな予感が的中してしまった。
窃盗犯が屋内に侵入する場合、その手口はおおむね決まっている。警視庁による東京都内侵入窃盗発生時の侵入口は、6割以上がガラスを割ったり戸締りをしていない窓からであるという。また、扉からの侵入も4割近く発生しているが、こちらも無施錠の扉からの侵入が多数を占める。ピッキングによる侵入は現在では少数になっているという。
いずれの方法も手口は年々巧妙になってきている。ピッキングの対策が進んでくると、のぞき窓を外してそこから特殊工具を挿入し、つまみを回して開錠するサムターン回しが横行。防犯ガラスが大東氏て来れば熱したガラスを急冷して割る焼き破りが目立つようになる、といった具合だ。
大切なガレージを守るためには、窃盗犯に狙われやすい部分を重点的に固めることが必要であろう。だが、最大の防犯は、狙われた際に防ぎ切ることではなく、最初から「狙われない」態勢を作り出すことなのだという。
窃盗犯の心理、手口を知る
窃盗犯は自検挙された後に半数近くが々犯罪を繰り返すという。そのことからもわかるように、窃盗を生業・・・つまりは仕事にしていることが多い。ゆえに捕まるリスクの高い場所は避け、人目につかず侵入し逃走できる場所を探すのである。当面の目標と定めた建物を何度も下見し、人の流れや防犯設備、逃走経路の有無を見ていく。そして、見つかるというリスクは最小限で親友できるという確信を得てから、初めて犯行におよぶ。多くの窃盗犯は、我々のスキを常日ごろからうかがっていると考えるべきなのだ。
そもそも窃盗犯に狙われた建物は、人目につきにくく侵入が容易、そして防犯意識がまったく働いていないといった具合に、窃盗犯が安心して仕事できる環境が整っていたとも言い換えられる。「うちのガレージは高価なものは置いていないから入られる心配はないよ」と思う人もいるかもしれないが、窃盗犯からしてみれば電動工具ひとつ、レンチ1本でも盗めればOKなのである。つまるところ。自分の利益になるのであれば何でもいいのだ。高価なものがあるかどうかではなく高価なものがあればラッキーという考えなのだ。
視線、光、音、そして時間
では、そうすれば窃盗犯に侵入されないような防犯態勢を築くことができるのだろうか?
「それは、窃盗犯がどういった基準で目標を定めているかがわかると自ずと答えが見えてきます。窃盗犯にここへ侵入しては危険だと思わせ、その建物を侵入の対象から外すことが重要なんです」
そう話すのは、多くの防犯設備を取り扱っているセキュリティハウスの小須田さんである。入られないようにするのも重要だが、それ以前に「ここに入るのはやめておこう」と思わせるような環境づくりが必要であるというわけだ。では、いったいどうすればいいのだろうか?
「窃盗犯は目立つこと、自分の姿をさらすことをなにより嫌います。それに加えて光や音で威嚇される、時間がかかるといった要素があると、犯人は危険を避けてその建物への侵入をあきらめることが多いのです。これらの要素を効率よく配置することが、犯罪を未然に防ぐことに繋がります」と小須田さんは指摘する。
犯行時の窃盗犯は、大変な緊張状態で事にあたっている。そのために少しでも危険と思われる場面があると、その時点で作業を中断する。実際に検挙された窃盗犯からの証言でも、照明や警報機、監視カメラが設置されている建物への侵入は慎重になる、もしくは対象から外すという回答が得られていることからもわかる。
ただし、だからといって防犯設備をハリネズミ武装論のごとく張りめぐらせばいいかといえばさにあらず。住宅やガレージは、ちっち条件や形状、大きさが千差万別。似たようなものはあってもひとつとして同じものはない。もし住宅地にガレージがある場合、取付の向きや場所が悪くて誤動作が多く起こるのであれば、近隣住民への迷惑にもなりかねない。窃盗被害を回避する代わりにお隣さんに被害が出るのは笑い話にもならないので、それぞれの状況に合わせた効率的かつ的確な防犯設備の設置が求められるのだ。
防犯に関する全般を取り扱うセキュリティハウス
セキュリティハウスは各分野のセンサーを製作している竹中センサーグループに属し、防犯センサーで日本トップシェアを誇る竹中エンジニアリングの販売会社である。取り扱っている製品は防犯カメラから遠隔監視システムまで幅広く、防犯設備自体をトータルパッケージとして提案、販売している。また、センサーの動作原理や一般的な防犯システムの構築、システムに対する監査やアドバイスが行える総合防犯設備士の有資格者が多いのも特徴の一つ。いわば防犯のプロ集団なのである。
今回話を伺ったのは総合防犯設備士の資格を持つ小須田哲也さん。毎日防犯のアドバイスのため、さまざまな建物をまわっている。
被蓋を未然に防げぐ防犯態勢を作る
① 人感センサー付き防犯機器
ガレージ周辺に防犯設備が作動しても迷惑がかからないのならば、人感センサーを搭載したライトやカメラ、スピーカーが便利。人感センサーは人の体温と周囲の温度差で作動するパッシブインフラレッド方式が多く採用されている。検知、作動が他の機器と連動する機能を持ったものが扱いやすい。
② 赤外線センサー+防犯機器
人感センサー付きのものは簡単に設置できるのが魅力。だが頻繁にスイッチが入ってしまうと、隣家が近いと迷惑になってしまう可能性もある。ガレージに近づいたときのみ作動させたい場合は、赤外線センサーを設置してセンサー別体とし、椿井の防犯設備を接続する方法が効果的。ある一定の距離(ガレージの窓に近づく、設置地点を通過するなど)で作動するよう防犯システムを組み上げることができるので、奥まった場所や通りに面した場所などに有効な手段と言える。赤外線センサーはさまざまな種類が用意されているので、使用場所や用途に合ったものを選べる。中には赤外線センサーにサイレン機能が備わったものもあるので場所によってはそれだけでも防犯になるだろう。
③ セキュリティを集中管理するセキュリティコントローラ
設置した防犯設備をより集中管理し、通報設備などの適用まで視野に入れると、セキュリティコントローラーなどの制御機器が必要になる。自宅から離れた場所にガレージを持つと、隣接している場合より防犯に気を遣う必要が出てくる。設置したシステムを集中管理することで、侵入者に対しての抑止や威嚇、ガレージオーナーへの異常連絡をスムーズに行えるのだ。また、リモコンによるセキュリティ解除も行えるようになるので、より複雑で堅牢な防犯態勢を敷くことが可能となる。
④ 防犯をアピールする
最大の防犯は、窃盗犯に「このガレージは危険」と思わせることにつきる。防犯といえば派手なライトやカメラに目が向きがちだが、セキュリティシグナルなどの「防犯してますよ」と目に見えて訴えかけるものが少なからず効果があるのだという。防犯していることを主張することで、窃盗犯の危機感を引き起こすのだ。先人が言うように、恐怖は常に無知から発生するのである。
⑤ iPadで遠隔制御するi-NEXT
きっちりと防犯システムを構築しアリの入る隙間もない。それでもやっぱり心配なので、今現在のガレージの状況を見たり操作を手元でやりたい場合もあろう。ひと昔前なら無茶と思えたことも、ネット全盛の今の世では可能になってしまった。このアイネクストはというシステムはアップル社のiPadやスマートフォンを使用して、リアルタイムで防犯状況の確認が可能なシステム。また、遠隔操作でライトのオンオフ、カメラの操作も可能。遠くに防犯システムを構築していない場合でもネットワークに接続したカメラがあれば操作できるとう。近年の防犯設備は、ここまで可能になっているのだ。
無料防犯診断でガレージの弱点を洗い出す、