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2010.03.01 中外日報 『お寺と神社の防犯NOW 緊急時はメールを自動通報(1)』セキュリティハウスSP

緊急時はメールを自動通報

中外日報(平成22年2月27日)「お寺と神社の防犯NOW (1)」(弊社提供連載)

ネットワークコントローラを採用

中外日報(平成22年2月27日)

防犯に対する社会的関心の高まりを受け、近年になって、多種多様な防犯サービスが提供されるようになった。いわゆる機械警備の分野では、インターネットを活用した防犯システムが普及しつつあり、ネット回線ならではの即応性と利便性から支持を伸ばしているようだ。

兵庫県にある願正寺も昨年、境内に建物を増築したのをきっかけに、インターネット対応型の新しい防犯システムを取り入れた。それ以前から侵入警戒用の防犯機器を利用してきたが、境内のどこにいても素早く不測の事態に対応できるよう、「ネットワークコントローラ」の採用を決めたという。

ネットワークコントローラの利点は、緊急時の自動通報をメールで行なえるところ。コントローラは境内に設置する赤外線センサーと接続されていて、センサーが異常を検知すると、任意で登録したアドレスにメールを自動送信してくれる。複数のアドレスへの同時送信機能もあり、携帯メールの登録も可能だ。

同寺の防犯システムを手掛けたのは、(株)セキュリティハウス・センター(京都市)の全国ネットワークに加盟している、セキュリティハウスSP(香山浩久社長、兵庫県姫路市)。設立は平成8年で、神社仏閣への納入実績も数多い。
仏像盗難が全国で相次ぐ中、寺社と防犯のあり方があらためて問われている。伽藍や社殿、寺宝・社宝の安全確保はもちろん、より安心して参拝してもらえるような環境をつくる上でも、防犯という視点は欠かせない要素になるだろう。本連載では、防犯システムを取り入れている寺社の事例を紹介することで、寺社の〝明日の安全〟を展望する。10回予定。
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