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店舗の異常を画像で確認 1989.2.23 日経産業新聞
防犯・防災システムを設計・施工するセキュリティハウス・センター(本部大阪市北区、社長岡崎友亮社長)は夜間無人の店舗などを対象にした静止画像通報システム「ファザーズ」を開発、三月上旬から販売する。従来の火災、侵入など異常状況についての音声メッセージに加え、低価格で画像を受信できるのが特徴。目で確認すると同時に、店舗の照明やベルなどを遠隔操作することもできる。
このシステムでは、店舗にASC(自動感度調整)回路内蔵の遠赤外線センサー、固体撮像素子を採用したマイク内蔵のコンパクトカメラなどを取り付ける。異常の発生をセンサーが検知すると同時に、カメラに信号を送ってシャッターを押す。電話回線ですぐに離れたところへ静止画像を転送する。一般家庭用のテレビにも接続できる。
画像を確認し、プッシュ式電話機のコントロール機能を使って、現場の店舗などにスピーカーで音声を送れる。またベルや空調換気扇などの設備機器の電源切り替えも遠隔操作できる。
受信機1台に対し99か所までカメラを取り付けられるため、画像巡回による店舗管理が可能で、コスト低減にもつながる。盗難や火災に対して保険金がつく。
店舗の環境、条件でシステムの価格は異なる。