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抑止と予防を重視して防犯機器活用で寺宝も安心 中外日報2013.6.27 セキュリティハウス福井
福井市左内町の天台真盛宗西光寺は別名「北の庄西光寺」と呼ばれ、戦国武将で北ノ庄城の城主であった柴田勝家とゆかりが深い。
勝家は北ノ庄城で妻・お市の方と共に自害するに際し、義理の娘である茶々、初、江の3人の身を同寺に託したと伝えられ、勝家とお市の方の墓所ともなっている。勝家所持の刀剣や勝家が同寺に宛てた文書なども現存する。
同寺の開創は、勝家の時代より100年ほど古く、天台真盛宗の宗祖・真盛上人に帰依した朝倉貞影の家臣によって建立された。真盛上人は西光寺を「不断念仏の道場」とし、法座を開くなどして民衆の教化に尽くしたという。
その西光寺では、5年ほど前から防犯機器を活用中。センサーやカメラなどを設置し、勝家ゆかりの寺宝や聖徳太子自作と伝えられる聖観音像などを盗難・火災の被害から守ってきた。
システム設計と施工を手掛けた福井市のセキュリティハウス福井(林茂博社長)によると、各種セキュリティー機器は本堂や隣接する宝物庫を中心に配置。地域にとっても大切な文化財を保護する観点から、「犯罪の抑止と予防を重視して提案した」としている。
同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開している防犯機器販売の専門ネットワークに加盟。総合防犯設備士と防犯設備士をそれぞれ2人ずつ擁し、「侵入させない環境づくり」をモットーに防犯診断も積極的に提案・実施する。
問い合わせは、セキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。セキュリティハウスの全国ネットには現在、132社が加盟している。