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「プロに聞く 宝飾業界の窃盗事例と防犯対策」2016.11PRECIOUS 

プロに訊く!宝飾業界の窃盗事例と防犯対策 : vol.1

セキュリティハウス・ネットワーク
「セキュリティハウス・ネットワーク」は、地域に密着した防犯活動を行う138社が加盟する防犯・防災・防御システム専門企業の全国組織である。
その運営本部を置く株式会社セキュリティハウス・センターは、竹中エンジニアリング株式会社の販売会社として創業、1984年に日本発のセキュリティシステム専門企業のチェーン展開を開始した。“防犯のプロフェッショナル”であることを掲げており、全国に約300名がいる総合防犯設備士の20%あまりが同社に在籍、また、防犯機器・システムの開発~教育活動までを行っている。
同社に35年在籍、総合防犯士の資格を持つSHネットワーク運営本部 課長の植村光代さんに宝飾店の窃盗事例と効果的な防犯対策について訊いた。
■凶悪化・組織化が進む窃盗団。窃盗にかける時間は短縮化
 店舗における窃盗は営業時間外と営業時間内のものに分けられます。営業時間外に起こる窃盗手口が外壁に穴を開ける、シャッターに車で突っ込むというもの。集団で窃盗を行い、その際に周囲に知られてもかまわない。一気に大量に商品を盗んでいきます。
 この窃盗団の特徴としてまず挙げられるのが、“凶悪化”しているということ。徴兵制度のある外国人で組織されることが多く、往々にして日本の警察よりもピストルに慣れている。そして、犯行時間は非常に“短縮化”。「店舗・事務所・工場における犯行時間」については5分以内が29%、5~10分が40%、「侵入をあきらめる時間」については2分以内が17.1%、2~5分以内が51.4%と言われていますが(出典:警視庁生活安全部資料/都市防犯研究センター資料)、宝飾店の場合はそれよりも短く、1~2分で犯行を終えるため、警備員の駆けつけも間に合わないことも多い。また、犯行を確実にするために“組織化”されており、ストップウォッチを持って見張りを行う役、車で待機する役、実行犯がいます。
 営業時間内の犯行としては来店客を装った数人で訪れ、「他の商品を見せてくれ」といった注文をつけ対応に気をとられている隙をついて商品を持っていくというものが多くなっています。
■換金性から狙われやすい宝飾店。インターネットの発達で換金ルートが確立
 宝飾店の窃盗件数は多くはありませんが、1回あたりの被害額は他の業種と比較してかなり高額になります。そして、最新型スマートフォンや中古パソコンと同様に換金性の高さから狙われやすい。宝飾店を狙った窃盗事例自体は増える傾向にあります。
 以前でしたら、質店などからすぐ足が付くものでしたが、現在では盗まれた商品の痕跡を辿るのは容易ではありません。一般の方が気軽にインターネットを活用して多種多様の商品をオークション、あるいは個人で売る時代にあり、盗んだネックレスから石だけはずして売るなどの方法を取られれば、それが盗んだ商品であるという判別をつけることは難しい。海外に向け展開しているオークションサイトに出されてしまうとさらに取り戻すことが難しくなるでしょう。“組織化された窃盗団”には、換金役もいるのです。
 宝飾品ですと1点ものの商品もあり、換金性が高く高額であるという性質から宝飾店は盗難に関する保険が掛けられない場合や保証金額が限られることもある。一度、窃盗があると次の保険契約が難しくなるということも聞いています。そういったことも踏まえて、出来るだけ自衛を行い、被害を最小限にすることが必要だと考えられます。
■抑止力になるセキュリティカメラの的確な配置とは
 犯行前に、犯罪者は下見をします。夜間に侵入するつもりでしたらショーケースがどのように配置され、どこに高額商品があるかを見る。営業時間内に窃盗を行うつもりであれば、スタッフが何人いてどの時間帯にどれくらいの来店客があるかを実際に店に入り、周りの客と会話を交わすことまでしながら調べます。そして、どのようなセキュリティが配備されているかを確認。警備会社のステッカーや防犯カメラの型、色、汚れ具合まで確認し、「この店舗は○○警備と契約を使っている」「アナログカメラだから映されても鮮明な画像として残らない」といったことまで把握します。最新のセキュリティ機器について研究していますから、ダミーの防犯カメラなどは当然通用しません。
 セキュリティカメラに関して言えば、2年前と現在とでは性能が全く異なります。万が一被害にあった場合にもフルハイビジョンカメラだと犯人の顔が識別でき、夜間でも赤外線照明が内蔵されていれば鮮明な画像を残すことが出来ます。駐車場があるお店なら駐車している車が映る位置に、店内ではある程度顔が確認できる位置に(上過ぎると頭しか映らない場合がある)配置するのが良いと思います。
 そして、その設置についてはやはり、防犯の専門業者に依頼することをお勧めします。培ってきた経験による「この店舗の場合は侵入経路がここだからここに設置すれば犯人の顔を映し出すことが出来る」と考えた上でのセキュリティ機器の配置は、犯人が下見に訪れた際の抑止力の役割も果たすのではないでしょうか。私どもでは侵入検知システム、外周警備システムと防犯カメラを連動したセキュリティシステム配備を提案しています。連動させることにより映像をずっと見守っている必要も無くなります。
 遠隔操作により、その場にいなくてもリアルタイムで映像・音声を知ることができるシステムや危険があった場合に予め録音しておいたメッセージとメールを5人に知らせることが出来る緊急通報システムも開発。営業時間内に侵入された場合に腕時計にあるボタンを押して外部に危機を知らせ、システムを遠隔操作してipadに送信された画像で状況を確認することも出来るのです。
 チェーン展開している店舗などでは遠隔操作のカメラをマネージメントに活用できるという利点があり、導入したあるコンビニ店では売上げが10%上がったという例もありました。録画機能もあり、それを活用してトラブル対応に役立てるという+αの使い方も出来るようになっています。
■犯罪者をひるませるのは音、光、そして、霧。霧噴射のシステムを開発
 侵入窃盗において犯罪者が最も嫌うのは音。そして、光だと言われており、窃盗のその場で音が鳴り明かりが点くセキュリティを付けることは非常に大事だと思われます。しかし、宝飾貴金属店での犯行時間は短く、ベルが鳴っても警備員が駆けつけた時には盗まれた後という場合がある。それを踏まえ、私どもでは霧を噴射するセキュリティシステムを開発しています。室内に侵入された際、真っ白な霧が噴射されて視界をさえぎるように設定。3回の窃盗に遭い、一度に大量の宝飾品を盗まれていたあるお店がこののシステムを導入したところ、霧の噴射により侵入してきた犯人が驚いて慌てて逃げ、被害が最小限で済んだということがありました。
■窃盗団から狙われにくい店舗とは
 現在の状況を見ると、日本の暴力団が情報発信役を担って外国人窃盗団と結びつく犯行や、短時間で行われる侵入窃盗の例が増えていくのではないかと思われます。そのような中で狙われにくいのは、セキュリティがしっかりと働き、店頭スタッフが来店客の様子に目を配っている活気のある店舗です。スタッフが定着しない店舗は、どんな警備をしているのかというセキュリティの情報も外部に漏れすいために隙が出来てしまうのです。
ただ、覚えておいていただきたいのは宝飾店を狙うのは窃盗団の中でもプロだということです。対抗するにはやはり、プロが設計した防犯システムが最適なのだと思います。

問合せ先:株式会社セキュリティハウス・センター
Tel:075-584-6600(代表)
URL:https://www.securityhouse.net/

「フォグガード」
霧を噴射して侵入者の視界をシャットアウトする防犯装置。噴射時間は部屋の広さに合わせて4段階に設定できる。
噴出される霧はグリゴールで出来ているために、店内を汚したり商品がしけることもないという。
開発:竹中エンジニアリング株式会社
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