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わずか2分で高級時計20本400万円盗む窃盗団
2日前に携帯ショップ3件連続で侵入窃盗被害に遭った話をブログに掲載しました。
その時に、この3件は不明だが、過去に「爆窃団」と言われる窃盗グループが暗躍していた事例をご紹介していましたが、
今回はその特徴である「短時間化」2分で犯行を終えた窃盗被害がFNNプライムオンラインに掲載されていました。
(1月17日FNNプライムオンラインより以下引用)
粉々に砕かれたショーケース。 ハンマーを手にした犯行グループが高級腕時計を盗み出す一部始終を防犯カメラが記録していた。 【画像】わずか2分で高級腕時計を次々と窃盗 特徴的な服装で客装い下見する姿も
わずか2分でオメガなど高級腕時計20本盗む
狙われたのは、千葉県市川市にある質店。 閉店間際の9日午後7時前店に入ってきた不審な3人組の男たち。 一人の右手にはハンマーが握られているのが確認できる。
小走りで向かった先は、高級腕時計が並べられたショーケース。
すると次の瞬間…。「ガーンガーン」「パリーン」店内に鳴り響く音。 ハンマーでケースを割り、高級腕時計を次々と袋の中に詰め込んでいく。
3人組はわずか2分ほどの間にオメガなど外国製の高級腕時計約20本を盗み、車で逃走した。
質屋かんてい局市川インター店 オーナー:
オメガ・ブライトリング・カルティエ…持っていかれたものだけで460万円ぐらいにはなると思います。
もう手にハンマーを持っているのが確認できて、強盗が来たと、
もう瞬時に分かりましたので、全員スタッフルームの方に施錠ができるようになってますので避難を。
店員が避難する様子を見て、男たちは一度入り口まで戻るが再び店内に戻り、犯行に及んだ。
犯行直前、客を装い“下見”に来ていたか
この犯行の直前、メンバーの一人とよく似た男が客を装い下見に来ていたという。 その際の防犯カメラ映像では、閉店の準備をする従業員に男が「すみません。まだ(店)やってます?」
そして、店内に入ると、男は歩きながら腕時計を品定め。
閉店間際(午後7時前)にぷらっと来て店内2周ぐらい見て、その際に「怪しいな」というのは特別強く感じなかったとオーナーは話す。
しかしその数分後、今度は3人で店に侵入し、犯行に及んだとみられる。
警察は窃盗事件として逃げた男たちの行方を追っている。
もっと気になるニュース。関東で強盗、侵入窃盗多発。背後に特殊詐欺グループの関与か?
目だし帽とニット帽を被った2人組の人物。バーナーとおもわれるものに火をつけ、建物の窓付近にあてています。
その横の人物が懐中電灯のようなものでバーナーをあてている場所を照らしています。
そして、手提げかばんには、侵入に使う道具のようなものが入っています。
これは、窓ガラスを割る「焼き破り」とみられ、その後、2人は建物に足をかけ窓から侵入。室内にある防犯カメラにはライトを照らしながら物色する様子がみられます。
これは今月11日の未明、茨城県龍ケ崎市の建築会社の事務所で撮影された防犯カメラの映像です。
建設会社の役員
「ここが事務所になっていまして。施錠が開いていて引き出しが全部開けっ放しになっていた。ここに小さい金庫があって、会社のはんことか実印をまとめていて、(犯人が)持って行ってしまった」
被害者によりますと、事務所内あった現金およそ1万円や会社の実印が盗まれたということです。
この事件の3日後、市内では別の強盗事件が発生しました。70代の夫婦が住む住宅にハンマーを持った3人組の男が押し入り、夫婦を粘着テープで縛ったうえ、現金およそ2万5000円を奪い逃走。
被害者の男性は。
強盗の被害男性
「ガチャンって音がしたんです。妻のギャーとかキャーって声が聞こえて。(犯人は)3人とも男ですね」
このおよそ3時間後、つくば市では71歳の男性の家にもハンマーを持った3人組の男が押し入り、現金およそ80万円などを奪い逃走しました。
(1月17日ヤフーニュースより以下引用)
関東では、住宅や質店などを複数人で狙う強盗や窃盗事件が今年に入ってから相次いでいます。
捜査関係者は組織化された犯罪グループの関与を指摘します。
捜査関係者
「特殊詐欺も取り締まりが強化されているから、強盗を同時並行でやっているのではないか」
捜査関係者によると、同様の強盗事件を摘発した際、犯行は犯罪グループで行い、トップの指示のもと特殊詐欺を実行するグループと強盗を行うグループがいたケースがあったといいます。
警察は、特定のグループが犯行を繰り返している可能性もあるとみて、一連の事件の関連を調べています。
「特殊詐欺グループが並行して強盗や侵入窃盗を行ている」 という推測が本当であったとしたら、
●組織化・分業化
●短時間化
●凶悪化
●国際化
といった「爆窃団」と呼ばれた外国人や暴力団も加わった窃盗グループによる犯行であるからです。
窃盗を行っていたグループが、防犯カメラなどの普及で犯行をやりにくくなったことで、より犯行がやりやすく、高額の儲けになる特殊詐欺を行うようになっていましたが、
ここにきて特殊詐欺に防犯対策が進んで犯行がやりにくくなったことで、特殊詐欺と侵入窃盗・強盗 の両方を行うようになった、ということですので、今まで以上に注意が必要です。
短時間化した犯罪では、従来の警備システムでは対処できない。命の危険もある。
一つ目のニュースの犯行は、営業時間前に下見をしてその後ハンマーを持って3人組で押し入り、ショーケースを割って高額商品を盗み2分で逃走。
防犯カメラには一部始終が映っており、店側従業員は施錠した事務所に逃げて犯行が終わるまで避難。
二つ目のニュースとも、いずれも音を立てて堂々と侵入し短時間で犯行を終了。
防犯カメラは残念ながら「事後確認」にしかなりませんでした。
今回の犯人像のような「窃盗グループ」は、カメラや警備会社のシステムだけでは不十分であると言えます。
是非ともプラス&で、防犯力をアップさせましょう。
特に「現場での音と光、メッセージでの威嚇撃退」「下見時で見せる防犯によるターゲットから外さセる」は絶対に必要です。
また、犯行を継続させないために、「霧により視界を遮る」ことを質屋・ブランドショップ、携帯ショップ等高額商品取り扱い店舗には強くお勧めします。
ハイリスク・ハイリターンを狙う窃盗団対策。質屋・ブランドショップ・携帯ショップの防犯対策にプラス&