中外日報

機器の細工防止　アンチブラインドパッシブセンサー

充電式の携帯受信機発売開始。侵入、火災などの信号を無線で受信。本堂や宝物庫などに個別にワイヤレス送信機を設置している場合や、境内での移動が多い場合もリアルタイムで警報信号を受信できて便利

「見せる防犯で犯罪を未然に防ぎ、万一の場合は隠す防犯で犯人を威嚇・撃退する。見せる防犯と隠す防犯の併用がポイント。」

犯罪が発生しにくい環境をソフトとハードの両方から構築していくことが必要。ソフトの面では、人間の「心の闇」を解明するとともに心のケアを行ない、犯罪を抑止することが求められている。これについては今後、宗教界や宗教者に対する期待も高まってくるだろう。一方のハード面は、犯罪を未然に防ぐための対策が急がれる。防犯カメラや門扉の遠隔開閉システム、非常時の緊急通報システムなど、最新のセキュリティシステムを導入し連動させることで、犯罪を抑止し、万が一の被害を最小に抑えることが可能だ。

車社会　急増の自動車ドロ。狙われる駐車場　盗難防止対策を

電気錠を簡単操作で解施錠　マグナロック

狙われるお年寄りをガード。話相手、相談・・・期待される寺社の役割。寺社が信仰を通じて地域社会の核となることが痛切に求められているといえ、この期待に応えることは、寺社が育んできた無形の伝統や文化を守ることにもつながるはずだ。ボタンを押すだけで異常発生通報の「緊急押しボタン」の緊急通報システムが有効。

異常発生時に自動通報。コントローラ機能付き緊急通報装置

宗教法人が宗教活動の過程で取り扱う個人情報は、信仰という個人の尊厳にもかかわる情報であり、慎重な対応が求められるのは当然だ。同法の施行を機に、神社仏閣など宗教法人のあり方があらためて問われえいるといえ、今まで以上に慎重かつ効果的な情報管理体制の確保が急がれている。

々が防犯機器の導入を提案する場合、主に外周、開口部、室内、対象物の４段階で検討を進める。外周から対象物にかけて警備の対象となる範囲は狭くなり、設置すべき機器や設置方法もそれに応じて変わってくる。

防犯設備と一口に言っても、自社の立地や特性、ご住職の用部など多種多様な要素に応じた提案とシステム設計が必要だ。防犯機器の導入を検討する際に大切なことは、押しつけっではなく親身になって相談に乗ってくれる業者を選ぶこと。総合防犯設備士や防犯設備士の資格は業者を選定する上での判断材料になる

割れ窓理論　米で治安回復に成果。地域コミュニティーの形成においては、寺社に期待される役割も見落とせない。宗教者には、地域社会の核として防犯にあたることも必要で、そのことがッ寺社自身を犯罪から間持つことにもつながるはずである。